クラプラガーデンモール「ハーブまるごと活用レシピ」2013年6月掲載分
今シーズンは
雪が多く、気温も低かったため凍害や枝折れに悩まされた
ガーデナーも多いはず。
それでも、
枝葉を伸ばしかわいいつぼみがたくさんついたあとは
華やかなお花が次々と咲き誇り、
ふしぎとほかのお花では味わえない幸せを感じます。
バラもハーブの仲間、
女性に役立つ効能があり、
中世の時代から多くの貴婦人に愛されてきました。
ローズのエッセンシャルオイルは3mlで1万円を超える
高価なもの。
1トンの花びらからたった100~300gしか
精油がとれないことを考えると納得です。
ホルモンバランスを整えたりメンタルにも働き掛ける
ローズの香りと合わせて
お庭で眺める美しい花姿、
我が家のお庭にあるばらをいくつか紹介しますね。
「ソンブロイユ」
花びらが100枚以上ある、クリーム色がかったバラ、
庭に一番最初に植えたバラです。
せっけんのような香りがします。
「ウイリアム」
イングリッシュローズの「ウイリアムモリス」
くすみがかったピンク色がうつむくように咲きます。
「洋ナシの香り」
クラウンプリンセス・マルガリータは
洋ナシのような香りがします。
私はこの香りが大好き、粗塩と花びらを
ミルフィーユのように瓶に詰めて
モイストポプリを作って楽しみます。
「ロサ・ルブリフォリア」
小さな花がたくさん咲きます。
葉の色が独特で、ガーデンでもひときわ
存在感があります。
「強健な種類」
バラは病害虫対策が必要で
お手入れもほかの植物より時間がかかります。
近年、札幌でも
蒸し暑い夏日が増えて
病害虫の発生頻度も増してきました。
そんな中、
強健種と呼ばれるものは
ありがたい存在。
ほとんど病気にならずに雨にも強い花は
長く咲き続けてくれます。
「紫色の花」
バラには青い色素がないといわれています。
紫いろの花は魅力的で
バラのなかでも異彩を放ちます。
「壁面のバラ」
家の壁面を使って
バラを植栽して楽しむコーナーは
北海道の初夏に華やかになる場所です。
玄関の出入りをするたびに
いい香りと美しい風景を楽しませてくれるバラ、
人を惹き付ける魅力がいっぱいですね。