ラベンダーはリラックスしたい時の代表格
ハーブはほとんどが葉、茎、花や実から香りがします。これらの香りは植物自身のための成分でもあります。香りを発することによって昆虫を呼び受粉を助けてもらう、またはまわりの植物の成長を抑制する、自分自身についた菌などの抗菌、殺菌など様々です。植物も生きるためにいろいろな技を駆使しているわけです。
ハーブを料理や飲み物以外に利用する代表的なものにアロマテラピーがあります。精油は(エッセンシャルオイル、EO、アロマオイルなどとも呼ばれます)簡単に言うと香りの成分を凝縮したもの。原液のまま使わずに必ず薄めて使うものです。
例えばラベンダーはリラックスしたい時の代表格ですが酢酸リナリルという成分がリラックスの働きをします。
ラベンダーの中にはリナロールという抗菌作用の働きをする成分も含まれています。
このようにひとつのハーブ(精油)のなかにはいろいろな成分があり、ただ単にいい香りがするだけでなくそれぞれに薬理作用があり私たちの暮らしの中で役立っているのです。