10月に入ると庭のハーブたちも冬支度が始まります。今年は蒸し暑かったせいか秋に入っても次々と花を咲かせ片付けるのがもったいないハーブもたくさんあります。
札幌では越冬できないハーブは室内に取り込むか、または1年草として割り切り今シーズンで片付けてしまうか、よく育ったハーブを目の前にして悩む方も多いかと思います。
室内に取り込むと病害虫の発生に困惑したり、急に弱って枯れてしまうなど外で育てるより難しく感じることが増えますよね。
原因は様々ですが春に植え込んだ鉢物は肥料分が底をつくころです。暖かく乾燥した部屋の中で成長を続けるには体力不足となります。
土を取り替えてすこし刈り込んでから室内に取り込み、日光不足で徒長していく枝葉を定期的にカットしていくと春を迎える頃には充実した株になってくれるかと思います。
イタリアンパセリ、バジルなどは株を取り込むより新たに種まきをしてベビーリーフとして収穫をしたほうが無難です。
宿根草は基本的に冬期間は雪の下で冬眠させるほうが安心です。
最近は珍しい種類のハーブも園芸店で入手が容易になってきていますので無理して室内に取り込まず毎年春に新しく元気な株を買ったほうが成長の勢いがよいことも多いようです。
我が家では1mを越える背丈になったハーブゼラニウムを居間に置いたり木質化したレモンバーベナを10℃前後の部屋に置き「休眠」させています。
次回は収穫したハーブの保存方法などを紹介しますね。